三見の築窯地での作業がたくさんあるので、ほぼ放置状態の今までの窯場。
これから片付けと引越しをやっていかなければなりません。
ここに残されている、自作のドラム缶窯。
数々のドラマを産んだ(?)この窯をいよいよ解体することにしました。ちょっと名残惜しい気もしますが、持っていけないですし(無茶苦茶重い。持ってみたことないけど)、仕方ありません。三見に行ってからの再興を願う声もあるのですが(笑)新しく灯油窯を導入しますし、この効率の悪さでは今後使っていくのも難しいです…
という事で、えいやっ!
ガラーーン!(コレ、煙突)
煙突を高くしたので上手く下ろせるか心配でしたが、予想通り倒れました(笑)しかし、無事取り外し。
焚き口を外し、本体の解体へ。
まわりを覆っている耐火断熱材を剥がすと…
バリバリバリ!
あ……
想像していたことですが、断熱材の下のドラム缶は熱でぼろぼろになってバラバラと崩壊。
全部落下。中のレンガがむき出しに!
無残に崩壊したドラム缶の側面。
残ったのは、中に積んだレンガと耐火モルタル。
いやはや、耐火断熱材がすごいのか、レンガがすごいのか、炎がすごいのか…とにかく凄まじい…(笑)
で、ドラム缶がなくなったので、作業はかえって簡単に。
ハンマーで軽く叩きながらレンガを外していきます。
思ったよりもはかどります。
下に行くほど焚き口に近づいてくるので、温度が高かったため、レンガとモルタルが食いつき、外れにくく。元ドラム缶だった鉄が溶けてレンガに張り付いていたりもしています。
ドラム缶の底もなんだか分からなくなっています。
とにかく本体をバラバラにしました。
そして、外したレンガからこびりついたモルタルを除去。
こうして、かつてドラム缶窯だったものは、またも材料に逆戻り。鉄がベッタリくっついたり、大きく割れたりしたのもありますが、何かしらに利用出来るだろうと思います。
ドラム缶窯があった場所は、大雑把に現状復帰。すっかり無くなりました。
効率が非常に悪いとはいえ、自分で窯を作り、焚いてみるというのは、僕にとって大変勉強になる経験でした。あれやこれやと試してみて、楽しかったのも事実です。
ありがとう!ドラム缶窯!!
さらば!ドラム缶窯!!
by 4101eminem
| 2018-08-13 19:00
| なんちゃって窯 奮闘記?